鍵依頼の際の業者選び料金についての注意点
多くの鍵屋は、自社で運営するサイトや広告のほかに、依頼主と鍵屋を繋ぐ「コールセンター」や「ポータルサイト」と提携しています。この場合、作業の依頼を受けると、鍵屋はコールセンターなどに売上の一部(20〜50%程度)を仲介手数料として支払う仕組みになっています。
鍵屋側は、この手数料分を料金に上乗せする必要があるため、結果的に依頼主への請求金額が高くなる傾向にあります。
※私共も提携会社様経由からのご依頼に関しては仲介手数料を加味した料金を提示させていただいております。
しかし、料金が高くなる理由はそれだけではありません。以下のような要因も複合的に関係しています。
1.作業内容と技術料
- 鍵の種類と難易度: ピッキングに強い防犯性の高い鍵や、電子錠などの特殊な鍵は、開錠や交換に高度な技術と時間がかかるため、料金が高くなります。
- 破壊開錠: 鍵穴から開けられない場合、鍵を壊して開ける「破壊開錠」が必要になることがあります。その際は、開錠費用に加えて新しい鍵の部品代と交換作業費用が加算されるため、総額が高額になります。
2.出張費用と時間外料金
- 出張費: 鍵屋が現場まで移動するガソリン代や人件費、駐車料金などが含まれます。
- 夜間・早朝料金: 多くの鍵屋は24時間対応していますが、深夜や早朝の依頼は「時間外料金」として通常の料金に上乗せされます。
- 土曜、日曜、祝日などの日本の暦休日
3.部品代
- 交換する鍵の部品代も費用に含まれます。防犯性能の高い鍵ほど部品代も高くなります。
これらの費用は、料金の内訳として明示されるべきものです。高額請求などのトラブルを避けるためには、依頼する際に以下の点を確認することをお勧めします。 - 電話で「総額の見積もり」を確認する。
- 現場での作業前に「詳細な見積書」を提示してもらい、内訳(作業料金、出張費、部品代など)をしっかり確認する。
- キャンセル料の有無を確認する。
料金が高くなるには、それなりの理由がある場合がほとんどですが、不当に高いと感じた場合は、その場で契約せず、他の業者にも相談してみるのが賢明です。